ネクアワ×まるくま ネクストデザインアワード本大会レポート!

企業の、そして地域の未来をより良いものに創り上げていくために、14社16チームが集結して研鑽を重ねてきた「ネクストデザインアワード」。

・最高のチーム力
・挑戦するスピリット
・地域のリーディングカンパニーであること

この3つをミッションとして掲げ、企画力とプレゼン力を磨いてきました。

若手社員がチームを組んで自社の課題を洗い出し、その解消を目指すことで成長を得る。
参加者は日々考え、行動し、月に1回の勉強会をこなしてきました。

今年5月に始動して以来半年間、16チーム16通りのドラマが展開する中、ついに10月20日に本大会を開催。

思えばあっという間の本番です。

会場は新宮市池田の「あすか斎苑」。
多くのギャラリーが集まった本大会の様子を、『まるくま』編集長が取材しました!

 

 

開会前、早くから会場は多くの人で熱気にあふれています。

会場の壁には、惜しくも本大会出場適わなかった参加企業のプレゼン資料も貼り出され、注目を集めていました。

ネクアワ参加社の従業員ら関係者をはじめ、高校生や地域の人々などでにぎわう会場。
田岡実千年新宮市長や東川智昭東牟婁振興局長、新宮商工会議所の関康之会頭など、地域を担うリーダーたちも、審査員として並びます。

話し方や姿勢など「分かりやすさ」、新規性や発展性など「目標設定の内容」、PDCAがあるか、持続的かを問う「取り組みの質」、プレゼンに起承転結があるかの「構成力」、それに「面白さ、魅力的か」の5項目に対し、各10点満点で採点されます。

予選を勝ち抜いた4社と審査員推薦枠に選出された1社の計5社
・株式会社ベストパートナー
・熊野交通株式会社
・社会福祉法人熊野緑会 なぎの木園
・南紀プロパンガス株式会社
・社会福祉法人黒潮園
が本選に出場し、課題に取り組んだ経緯や結果をプレゼンしました。

本大会ということで、ステージ上には緊張感がみなぎっています。

勝ち抜いてきただけあって、どのチームもテンポのよい発表と堂々とした姿勢、オリジナリティーのある取り組みや自然な笑顔が会場を魅了。

 

 

グラフやイラスト、取り組み中の写真、面白い例などを有効的に活用し、どのチームも工夫をこらしていました。

それぞれのプレゼン後は、来場者からの質疑応答。
時には鋭い質問も飛び出しましたが、プレゼンターはハキハキと軽快に受け答えしていました。
さすがです!

5社が発表を終え、ドキドキの審査タイムに突入。
ついに結果発表です!

本大会で優勝「カンパニー・オブ・ザ・イヤー」を勝ち取ったのは、若手社員が部署の枠を超えてドローン事業に取り組み、仕事にも活かした「南紀プロパンガス株式会社」さん。
「わくわく感のあることを」というテーマで取り組んだことが、高い評価を受けました。

おめでとうございます!!

なんと、デモンストレーションとしてドローンが上空から舞い降りて会場内に入場するというサプライズもあり、会場が沸き立ちました!

万雷の拍手の中、半年間取り組んできたネクアワが終了。
半年間に亘ってレポートを続けてきた私も、感無量のひとときでした。

本大会を終え、審査員をつとめた田岡市長は「若手社員が一丸となって新しい取り組みをするという試みが素晴らしく、感動しました。こういった取り組みを続けていけば、必ず企業と地域は発展していくと思います」とコメント。
役目を果たしてひと安心、といった笑顔を見せつつ、田中亮実行委員長は「16チームに刺激し合い高め合える学びの場を提供できて、本当に良かった。これで終わりではなく、これからも高め合える関係を続けていきたいし、みんなの熱量が地域の熱量につながっていくと信じています」と話してくれました。