ネクアワ×まるくま 予選会レポート!

企業の、そして地域の未来を創り上げていくべく、今年本格始動した「ネクストデザインアワード」。

・最高のチーム力
・挑戦するスピリット
・地域のリーディングカンパニーであること

この3つをミッションとし、企業の若手従業員が自社の課題解決と成長をプレゼンテーションする革新的な企画です。
14社16チームの参加者が毎月の学びの機会の中で企画力やプレゼン力を磨き、10月20日の本大会優勝を目指して切磋琢磨。

10月3日から6日にかけての4日間、いよいよ本大会に向けての予選会が「新宮公益社 Asuka Funeral Supply」2階会議室で開催されました。

今回、笑いあり涙ありのアツい予選会の様子を『まるくま』編集長が緊急レポート!!

 

 

お邪魔したのは予選2日目となる10月4日の会。
これまで仲間と共にプレゼン技術を学び工夫し発揮してきたおなじみの空間ながら、いつもとは違う緊張感がみなぎっています。

この日の予選参加社は「南紀プロパンガス(株)」「(資)蓬莱自動車工作所」「(株)REPLUS」「(株)紀南新聞社」の4社。

くじ引きの結果、最初に発表するのは南紀プロパンガス(株)さんに。

トップバッターということで、緊張の面持ちで発表に臨むメンバーたち。

「所属部署をまたいで、若手社員同士の仕事の繋がりがほしい」と、若手社員たちが一緒に取り組めることを模索した過程を発表しました。
さまざまなアイデアが出された中、「わくわく感のあることを」というテーマに絞って行き着いた答えは「ドローンの活用」。
社内の制度を利用したドローンフライトオペレータの資格取得や飛行練習、現場調査や3Dモデリングへの挑戦など、チャレンジを通して仲間が増え、さらに若手だけではなくさまざまな世代の社員とコミュニケーションが増えたことも紹介しました。
ピリリとした緊張感の中にも、聞き取りやすい声で落ち着いて発表する頼もしい様子が、トップバッターとして会場をしっかりとあたためました!

次に発表したのが(資)蓬莱自動車工作所さん。

業務改善や若手同士の交流、独自の蓬莱ブランド車検の紹介など、発表の内容はバラエティーに富んでいました。

思えば1回目のグループワークを見学した時に、最初に発表したのが蓬莱自動車さんのメンバーでした。
なので、数度のグループワークを経て、メキメキと成長した様子が個人的にもっとも見受けられました。
パワーポイントを使いこなし、分かりやすい図を取り入れたり、美しく表面を仕上げた車のヘッドライト部分を実際に見せたりと、顔を上げて精力的に発表する様子が会場の心をわしづかみに。
発表後の質疑応答タイムには、人を呼び込もうと実施しているイベントのノウハウや若手飲み会の様子など、楽しい取り組みについての質問が飛び出しました。

三番手となったのはケアプランセンターを営む(株)REPLUSさん。

「連携」をキーワードに、スタッフが集まって日ごろの疑問や不満、課題を洗い出し、改善する様子を発表しました。
利用者さんの状況別に「こんな時はどうする?」を分かりやすくまとめたマニュアル作りと、歩行補助具おすすめマニュアルの制作との2本立てで取り組んだ過程を、イラストを多用して親しみやすいビジュアルで紹介。
もちろん、マニュアルも表情を付けた顔のイラスト等を使って直感的に情報を受け取れるようにするなど、ビジュアル面の工夫がいっぱいです。
堂々としたプレゼンに一同惚れぼれ。
今後、社内だけではなく市内全域を巻き込んでマニュアルの利活用を展開していきたいというアツい夢も、会場の共感を呼んでいました。

トリを飾るプレゼンテーターは(株)紀南新聞社さん。

まずは事業内容と発表メンバーの紹介で会場の空気をさらいます。
取り組んでいるのは「地元の仕事」のマッチング改善について。
仕事のイメージがよく分かり、企業と求職者の双方にとってメリットとなる「求人情報」の発信にチャレンジしているそうです。
メディア企業という特性を生かした「新聞」「WEB」「冊子」の三つ巴による展開を始動。
就職率や離職率といった数字データや、写真や文章が見やすく配置されたスライドのレイアウトなど、さすがは新聞社!といった印象です。
長時間に及ぶ濃厚なプレゼン会のラストとあって会場には多少の疲労の色が見え始めていましたが、キビキビとしたプレゼンに会場は疲れも忘れて魅了されていました。

4社のプレゼンが終わって、いよいよ審査に。
予選に参加した各企業が、自社以外の3社に持ち点5点を振り分けて投票するシステムです。

プレゼン以上に白熱した雰囲気が漂う会場。

自ら課題に取り組むことに重きを置き、決して優勝だけを目指すわけではないのがネクアワの真骨頂ですが、そうは言っても結果発表までドキドキを隠せない参加メンバーたちです。

厳正なる審査の結果、本選への切符は南紀プロパンガス(株)さんが手に入れました。

メンバーを代表して、市川浩一郎さんにヒーローインタビュー。

「みんなで長い時間話しながら作り込んでいったので、それが良かったのでしょうか。本選出場は単純に嬉しいです。本大会に向けて伝え方の練習を続けていって、せっかく出るからには優勝を目指します」

そう話してくれました。

 

 

ネクストデザインアワード本選は、10月20日(土)の13時30分(受付13時~)から、新宮市池田1-2-19の「あすか斎苑」にて開催。

南紀プロパンガス(株)のほか、社会福祉法人熊野緑会 第二なぎの木園、(株)ベストパートナー、社会福祉法人 黒潮園が予選を勝ち抜き本大会に登場します。

誰でも入場できるので、アツいプレゼンをぜひぜひ!チェックしに行きましょう!!